前田裕二さん著作「メモの魔力」を読みました。
SHOWROOMの社長である前田裕二さんは尋常ではない量のメモを取ることで、周りの人からは驚かれるようです。
なぜ、前田裕二さんがそこまでメモを取り続けているのか。
その理由が本作メモの魔力に書かれていました。
メモの魔力は数十億円の売上をだすSHOWROOMを立ち上げた前田裕二さん流のメモのとり方が徹底的に書かれています。
目次
メモの魔力の内容
メモの魔力は文字通り、メモについて書かれている本です。
要するに何が言いたいのか。
メモを取ることで思考能力が磨かれて、日常からたくさんのアイデアを生み出すことができる。
更にメモは自分自身の内省にも繋がり、自己成長できて目標達成へ近づけるとのこと。
だと僕は感じました。
前田裕二さんは前著、『人生の勝算』の中でも、人生のコンパスを持つことが大切だとおっしゃっていましたが、人生のコンパスを見つけるための方法としてメモが活用できると書かれています。
そのため、これからの人生でより良く生きていくためにはメモの本当の使い方を知っておくのが良いというメッセージ性を感じました。
メモの魔力で得た気付き
アイデアをだすものだった
僕にとってメモの魔力を読む前では、メモはなにかを記録したり、忘れたりしないためだけのものだと思っていました。
しかし、本書を読んでからはメモは日常からアイデアを出すためのツールになるということがしれました。
メモで育つ5個の能力がすごい
前田裕二さんがはメモをひたすらに取り続けているそうです。
さらに、メモを取ることを推奨する本をだすほどメモをおすすめしますがその理由の1つとして、メモで育つスキルがあるからです。
前田裕二さんが考えるメモで育つ5つのスキル。
- 知的生産性
- 情報獲得の伝導率
- 傾聴能力
- 構造化能力
- 言語化能力
これらの能力がなぜメモを取ることで育つのか。
その理由もメモの魔力にふんだんに解説されています。
ピックアップセクション
抽象化の3つの型
物事を深く考えるときは抽象化が重要。
しかし、どのように抽象化すればよいのか。
その具体的な型が3つ紹介されています。
メモの魔力で紹介されている3つの型。
- What型
- How型
- Why型
これらをどのようにしてメモで活かしていけばよいのか。
その方法を知ることで、日常やあなたが目にする情報からアイデアが浮かぶようになるためのヒントになることでしょう。
4章メモで夢を叶える
メモの魔力4章『メモで夢を叶える』では、メモを活用して、自分が叶えたい夢を実現するための方法が前田裕二さん流として解説してあります。
そもそも、メモに夢を書き込むことで夢が叶う理由が不思議ですよね。
その理由の一つとしてRASを挙げられていました。
RASとは簡単にいうと脳のフィルターで、RASによって情報が遮断されているのです。
本当は成功に必要な情報だったとしてもRASの働きによって、情報が認識できていない可能性があり、そのためRASを夢を実現するために働かせるためにもメモが有効なのです。
自分に刺さったことは?
メモの魔力を読んで僕の心に残った言葉があります。
それは、思いと想いの違いです。
どちらも読み方は「おもい」ですが、意味合いが異なります。
思いとは感情ベースで考えていることで想いとは心ベースで鮮明にイメージできていることです。
メモの魔力において、思いとはふわふわと考えている状態。
想いは心の底から細部までが臨場感あふれるくらいまでイメージできている状態です。
シンプルにいうと以下の違いです。
- 思い:輪郭しか見えていない
- 想い:具体的にイメージできている
そして、この心の底からやりたいと想える物事に優先樹にをつけて行くことが大切だと解説されています。
極めつけは自己分析1000門
メモの魔力で一番インパクトがあったのが自己分析1000門です。
これは、自分を知るために必要な質問が1000門書いてあり、それに答えていくだけで自分が見えてくるものです。
この設問に取り組むだけでも、メモの魔力の元が取れるくらいすごい情報だと思います。
自己分析は就活生だけではなくて、すべての人が人生のコンパスを見つけるためにしっかりと取り組んでおいたほうがよいとのこと。
メモの魔力は自分のアイデアを助けるツールであるとともに人生のコンパスになる。その活用方法がすべて書かれています。