「LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本」を読みました。
こちらはサイコパスの対局にあたるエンパスについて書かれている本です。
僕自身、共感力が高すぎて疲れてしまった経験はありませんが、世の中には共感力が高いことが原因で人生を辛く感じている人もいるのかもという好奇心から本書を取りました。
本書の内容を簡単に
本書「共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本」の内容を簡単にまとめると、共感力が著しく高いエンパスについて紹介した上で、エンパスが世界から身を守る方法について書かれています。
刺激に対して敏感な人をエンパスではなくてHSPと呼びますが、本書ではHSPをさらに敏感にした人の事をエンパスと分類しています。
エンパスはすべての物事からエネルギーを感じ取れるがゆえに生きづらさを感じていますが、いかに世界から自分の身を守るのかについて防御法が書かれています。
エンパスの敵が明らかに
エンパスは刺激に対して超敏感な人のこと。
そんなエンパスには注意すべき”敵”がいます。
それは、エンパスの対局にあたるサイコパス、ソシオパス、ナルシスト。
これらに共通することは共感力がとても低いこと。
すなわち、他人の事を気に留めない人とも言えます。
さらにそれらの敵を総称してエナジーバンパイアと称して、種類ごとにどのようにあなたからエナジーを奪い取るのか、そして防ぐための方法についても紹介。
と感じているならば、もしかするとエナジーバンパイアにエネルギーを奪われている可能性が高いです。
エンパスの活かし方
エンパスの体質は欠点ではなく長所。
その恵まれた体質を活かすための方法についてもガッツリと書かれています。
エンパスには様々な能力があるとして、並外れた直感力や予知夢を見る等があるとのこと。
エンパスではない人は想像もできないような苦しみや恐怖があるかもしれないが、エンパスとして能力を開花させて幸せになるためには自分の中にある恐れをなくして、癒やすことが大切。
そのための方法が24通り、本書に記されています。
全部を行う必要はなくて、自分に合うものや効果が感じられるものを日常に取り入れていくのが良さげです。
本書の感想「スピリチュアルを感じた」
僕自信、エンパスの体質ではないため、本書にかかれているエンパス体質の特徴には衝撃を受けました。
例えば、エンパスは自然や動物のエネルギーを感じ取ることができるだけではなくて、動物と会話ができるとのこと。
本当にできるのかもしれませんが、にわかに信じる事ができません。
また、エンパスの人を癒す方法の中にはいわゆるスピリチュアル系要素が含まれていると感じたので、その手のジャンルが苦手な人からすると「ちょっと引く」となるかもしれません。
ですが、エンパスがどうのこうのというよりも、共感しやすい人や対人関係で疲れている人の癒やしになる事が少しは書かれているようにも感じました。
僕が本書の中で一番役に立ったと感じた知識はエナジーバンパイアの正体です。
敵を知れば対処しやすい
あなたが疲れてしまう原因の一つに、エナジーバンパイアの存在があります。
エナジーバンパイアの簡単な見分け方は、話し終わったあとに「疲れる、だるい、眠い」など、なにかしらの悪い反応が出てしまうこと。
エナジーバンパイアを7種類に分類した上でそれぞれへの対処法が書かれています。
対処法さえ知っておけば、あなたの大切なエナジーを奪われることがないため、より快適な日々が送れるようになることでしょう。
とはいえ、本書はタイトルにもあるように、極端に共感力が強いエンパスに向けて書かれている本。
そのため、その場の空気を壊さないように常に人の顔色を伺っていたりする、いわゆる”人に合わせる”ことで疲れている人向けには書かれていないので要注意です。
ちなみに、本書にかかれているエンパスの防御方法の基本は瞑想に近いものでした。
- 極端に共感力が高いエンパスに向けて書かれた本。
- エンパスが周りの人にエナジーを取られないための防御方法や敵への対処法が書かれている。
- 人に合わせることで気疲れする人は参考にならないかも。
- 身近に潜むエナジーバンパイアについて知れる本。