Kindle Unlimitedにて、トークの帝王ラリー・キングの伝え方の極意が配信されていたので読んでみました。
トーク力を高めたいと感じている人にはうってつけの内容となっているのか気になっていると思います。
本書の内容や読んでみた感想を書いていますので、本書が少しは気になっている人は購入する時の参考にしてもらえたら幸いです。
本書の構成
伝え方の極意の始まり方は、トーク力は誰でも身に付けられると主張していてそのための、たった1つの大原則を紹介。
次に、ラリー・キングが意識している会話上達のための8つの習慣が書かれています。
また、人と話すのが緊張する人に向けて、緊張しないための会話の続け方が具体例と共に紹介。
パーティやビジネスといった場面に応じた会話術の方法、さらにはスピーチのコツも一緒に紹介されているので、仕事だけではなくて日常生活でも活かせるよるな内容となっています。
本書の後半ではラリー・キングがキャスターとして働いてきた中で出会った最悪のゲストと最高のゲストを理由と共に赤裸々に語っています。
また、最後はメディアで活躍したい人に向けて、”メディアに特化した話術”がラリー・キングの6つの心がけとして話してます。
簡単な要約
さらに、もっと簡単に要約すると、本書でラリー・キングは「トークは誰でも身に着けられるスキルである。本書にその方法を書いた」と主張しています。
という人も多いと思いますが、トーク力は生まれ持った才能ではなくて、鍛えることが可能とラリーキングは語っているのです。
学校教育では教えてくれないからこそ、身につけている人は少ないですが、他の誰かができるのであれば、ある程度までは誰でも身に着けられるものなのです。
会話力を高めるために必要な○○

本書を読んで、他の会話力向上系の本と似ているようで異なっている点がありました。
それは、本書で会話力向上のために必要なことは”自分らしさ”でした。
僕がこれまで読んだことがある本で、会話力の向上に必要なことは「テクニック」が殆どでしたが、本書では大前提としてあなた自身が、自分らしさを正直に発揮することが会話力向上への第一歩と記されているのです。
また、本書は会話というよりも、対話に重きをおいている本です。
会話は1対複数人、対話は1対1で向かい合って話し合うことです。
相手に興味を持つ
本書の第1章では、自分らしく正直であることともう1つ、大切なことが紹介されていて、それが相手に興味を持つことです。
コミュニケーションのテクニックがあっても、相手に興味を持たなければ絶対に盛り上がることはありません。
こういった人でも簡単に相手に興味を持っているとアピールする方法が本書では書かれています。
それは、言われてみれば当たり前だけれど、以外とできていない人も多い簡単な方法です。
目新しさはないが具体例がある

僕的には、本書『伝え方の極意』では、他の本と似たような点もありましたが、本書ではテクニックだけが書かれているわけではなくて、具体例もしっかりと書かれているので、その日から実践も可能。
第3章では世界共通のどこでも使える3つの話題が記されています。
- 天気の話
- 子供と犬の話
- 今いる場所の話
どれも当たり障りのない話題ですし、案外広げるきっかけとなりそうですよね。
どれも、それぞれ話しかけるきっかけにして、掘り下げていくことが大切です。
本書では上記3つの話題がなぜ大切なのか、どのように話を広げるかも書かれているので、使い道が分からない人は参考になるかもしれません。
NGや意識しなくて良いこと
会話上達の方法だけではなくて、相手からマイナス評価を受けないためのNGも書かれています。
また、本書はラリー・キングが書いた本であるため、外国人といえば、ボディランゲージも重要な気がしますが、そこに関しても意識スべきかどうかが書かれていました。
会話が盛り上がらない人がやってしまいがちな質問の仕方を知っておくことは割と大切です。
というのも、あなたが他のことができていたとしても、1つのNGをやることで「ん?」と相手に不信感を持たれてしまう可能性が高まるからです。
トーク力向上の入門書になりそう

伝え方の極意は、1対1で会話の盛り上げ方が書かれていますし、それを応用してパーティで盛り上げる方法。
さらには、仕事ではどのようにプレゼンやセールスをするべきなのか、大切なことが書かれています。
そのため、最初は身近な人で1対1の会話術を磨きながら、やがて少しずつ人数を増やしてパーティの盛り上げ役を担う。
更には、仕事で結果を出すために職場での話し方や、面接官への対応の仕方も書かれています。
- 会話のNGを知りたい
- 仕事で結果を出したい
- まずは1対1の会話力をつけたい
こういった人は本書『伝え方の極意』は読んで、今の自分よりもスキルアップを目指してみるのも良いかもしれません。