ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが主役を務めている一作。
バッドボーイズの注目スべき点は、あの有名なマイケル・ベイ監督のデビュー作品なのです。
ストーリーはよくある刑事物と一緒で、盗まれた麻薬の行方を捜査して取り戻すもの。
ただのアクション映画ではなくて、コメディ要素が所々に散りばめられていて、作品を観ているときの緩急が素晴らしかったです。
恋心から事件に巻き込まれる
ウィル・スミスが演じるマーカスは麻薬捜査のために、協力者を探す。
それが、モデルを務めているマックス。
マックスはモデルという職業柄、悪い人たちからもパーティに呼ばれることが多々あるため、様々な話を聴くことができる。
そのため、マイクはマックスに「最近、羽振りが良い人の話を聞いたら教えてくれ。無理はしなくていい。」と伝えました。
マックスは危険なことだとは分かってはいたものの、マーカスに惚れ込んでいたために協力することに。
本来なら、危険なことに首を突っ込みたくはないはずですが、恋心から「この人の役に立ちたい!」という気持ちからマックスは行動を起こしました。
あっけなく撃たれる
マックスがメインヒロインだと思いきや、バッドボーイズが始まってそうそうに撃たれて死亡。
麻薬を盗んだ組織の協力者から家へ呼ばれたマックスと友人のジュリー。
協力者は麻薬を2キロちょろまかしていたため、組織のボスであるフーシェも家へやってきます。
今作の悪役フーシェは極悪で冷酷な性格の持ち主。
そのため、少しでも邪魔になりそうな人物のマックスをいきなり撃ち、殺してしまいます。
ジュリーはたまたまその場には居合わせておらず、別の場所からマックスの殺害現場を目撃してしまい、フーシェたちから追われる身となってしまうのでした。
最高のコンビ
ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが演じる主人公2人が最高の凸凹コンビでした。
価値観や環境が違うため口論で衝突することが多々ありますが
マイク(ウィル・スミス)
- 背が大きい
- イケメン
- 仕事ができて優秀
- 女性から人気がある
- 遊び人
- 攻撃的
- お金持ち
マーカス(マーティン・ローレンス)
- 背が小さい
- 家庭持ち(子供2人)
- 口うるさい
- 不安症
- 早とちりしがち
バッドボーイズを観て率直に感じた違いを書きましたが、2人は正反対のタイプ。
一見すると、うまくいきそうにないのですが、お互いに足りない部分を補うことができているため、素晴らしいコンビで事件を解決できています。
コンビとしてやっていく以上、自分と同じ特徴をもっているだけでは補いきれずにうまく行かないのかもしれませんね。
コメディ要素が秀逸
バッドボーイズは刑事アクション映画ですが、コメディ要素が散りばめられていて、笑いながら最後まで楽しめる作品でした。
例えば、ジュリーを悪党から逃がす激しい襲撃シーン。
ジュリーは悪党がやってきて即座に逃げ、その後をマーカスが追ったところ、飼い犬が部屋の中にいることに気がつき「ワンちゃんを連れてきて!」と叫び、またもや敵がいる後方へと戻っていくのです。
視聴しながら「それどころじゃないでしょ!気持ちはわかるけども・・・。」と心が揺さぶられました。
最後が激アツ
コメディ要素が入っているとはいえ、マイケル・ベイが監督を務めているだけあって、物語のフィナーレでは激しい銃撃戦と共に激しい爆発の演出が素晴らしく、アドレナリンがドバドバと出てきました。
そして、ウィル・スミスの決めシーンとも言えるのが、100m以上離れた場所から黒幕の足を撃ち抜くシーン。
ここは、ぜひ、ご自身の目でみてほしいです。
バッドボーイズは楽しかった
バッドボーイズは話がシンプルなので、深く考える必要がなく、登場キャラクターの面白おかしい行動に笑ったり、時折見せるかっこいいアクションシーンに純粋に感動できました。
ド派手なかっこいいだけの刑事アクション映画ではないので、普段アクション映画ばかり観ていて「何か少し物足りない」と感じた場合はバッドボーイズを観てみると新しい刺激になると思います。